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2014年9月16日 (火)

キララの弟 フレイズパワー

キララの、6才下の弟

フレイズパワー

1996年4月19日生まれ 今年18才。

 

1才の時、セリでJRAに購入されましたが

2才の時、JRAで開いたセリに、挫跖(ざせき)のため出場できず…

タイミングを逃し

結果、中央競馬には入れず

当時まだ存在していた宇都宮競馬場に入厩しました。

 

後に、浦和競馬場に移籍。

生涯 84戦13勝  2着8回 掲示板に載ること48回

真面目に一生懸命

走り続けました。

最後のレースは大井競馬場で

2002年8月19日レース中に故障発生 競走中止となりました。

 

当時は、実況テレホンでレースの模様を聴いていた頃だと思います。

ものすごく、私は、あたふたして

どうしたら良いのか

何ができるのかと、必死に考えました。

 

北海道まで、連れ帰ることは

ケガした脚の状態から、難しかったので…

 

神奈川県で乗馬クラブを経営しておられ

現在も、うちの生産馬3頭を置いて下さっている

Aさんにお願いして

馬運車で浦和競馬場の厩舎まで迎えに行っていただき

脚の状態が良くなるまで

(北海道までの輸送に耐えられるまで)

しばらく預かっていただくことになりました。

 

快く引き受けて下さったAさんの存在があったからこそ

実現できたことでした。

とても有り難いことでした。

 

そして、移動できると判断されてから

北海道に帰郷したのでした。

ただ歩き回り、生きていくだけなら大丈夫でも

乗馬になるのは無理だろうという状態でした。

ここで、納得いくだけの時をかけて

青草や美味しい人参を食べさせて

心身ともに、穏やかに過ごさせた上で

いずれは、順番が来たら

鎮静剤→麻酔薬を使った上での安楽死をするしかないと

考えていました。

 

そこへ、オーナーとなって下さる方のお話が舞い込みました。

終生、養って下さるとのことでした。

フレイズパワーには、違う名前が付けられました。

うちの、他の生産馬1頭も

この時、一緒に引き取って下さいました。

 

お金の問題だけではなく

人間の感情一つで

翻弄され

馬たちは、本州の中をも場所を転々としました。

2006年に再度、故郷に戻ったものの

紆余曲折があり

最終的に、2006年秋から、北海道内のある牧場で

余生を過ごすことになりました。

 

このオーナーさんは、この年、うちの生産馬を

更に2頭も引き取って下さいました。

終生、養って下さるとのことでした。

合計4頭ということになりました。

40
そこに、一緒に行って下さる方がいて

2011年5月

2013年5月と

2回会いに行きました。

2回とも、フレイズパワーは、腰がとても悪い状態でした…。

H18812_5080

  2006年8月12日撮影 渡辺牧場にて

H18812_5080_2

そこは 先日の、北海道の大雨で とても心配な土地でしたので

お電話して様子を伺いました。

雨は、ギリギリ川が溢れず、浸水しなかったとのことで

ホッとしました。

 

馬たちは、元気ですか?と、お尋ねしたら

フレイズパワーは、先月亡くなったと教えて下さいました。

立てなくなり、吊ったりしていたそうです。

最後は、心臓麻痺とのことでした。

他の3頭は、元気とのことでした。

 

懐かしいフレイズパワーの顔を思い出しました。

フレイズパワーの顔の向こうに

母のタイビーズの顔が見えます。

兄弟姉妹の顔も思い浮かびます。

助けてあげられた子たちもいましたし…

助けてあげられなかった子たちもいました。

 

時の流れや

あれやこれやと

思い返しています。

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