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2017年3月 5日 (日)

リンドショウグンの病状の変化

リンドショウグンのお尻のケガは

何とか時間をかけて良くなってきていました。

 

しかし、1月27日くらいから

息労(そくろう)?と思えるような咳こむ場面を

度々見るようになりました。

風邪ではないようでした。

熱もずっと高くありません。

咳こむのは何日も続きましたが

寝ワラを牧草から麦ワラに入れ替えるくらいしかできず

その後は落ち着いていきました。

 

汗をよくかくのが気になっていました。

 

2月中旬に入る頃、おしっこの出が悪いようにも見えました。

力んで、少しだけが飛びでて、後は出ないようにも見えました。

利尿剤を打っていただいて

尿検査、血液検査もしましたが、結果は悪くはありませんでした。

 

ずっと後になって気づきましたが、2月4日の写真をよく見ると

ちゃんと、おしっこをしていました。

Img_9009

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2月11日夕方の写真です。↓

急に左前脚全体、胸前、お腹の下が、かなり浮腫みました。

Dsc_0712_2

Dsc_0713

 

2月13日夜の写真です。↓

浮腫みは右前脚にも広がり、全体にひどくなりました。

左前脚は、その後、浮腫み方が楽になりましたが

右前脚は更に浮腫みました。

心臓に原因があるのか?腎臓に原因があるのか?

 

メラノーマの進行で

外側にこれだけ大きくあちこちに腫瘍が出ているので

内臓にもあちこち転移していて当然とも思われました。

直検(直腸検査)でもその存在がわかるとのことでした。

Dsc_0723

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利尿剤、強心剤は一緒には使えないそうで

別々に使い、様子を見ましたが

大きな変化はありませんでした。

毎日のように、時には1日2回ずつ、治療を受けました。

 

両前脚が浮腫んで、折りたたむことが難しいようで

寝ようとしても途中で諦めて起きたままでいる様子が見られました。

 

放牧は毎日していましたが

歩くのが遅く、立ち止まって動かなくなることも多く

表情も、とてもつらそうになりました。

人間の腕に顔を押し付けてくることが

何度かありました。

 

「痛いの?もしかして頭も痛いの?他にも痛いの?」と尋ねました。

「私自身は頭が痛くなると、すぐに鎮痛剤を飲むのに

ショウグンは痛くても、気づかなくて、我慢させてごめんね。」と謝りました。

 

私は弱い人間で、痛いのがつらいです。

だから、動物たちにも、痛い思いをさせたくないです。

その後また更にパンパンに浮腫んだ両前脚やお腹の下も触ると痛いのか嫌がる部分もあり

そこから、毎日、痛み止めも注射していただきました。

 

とにかく、してあげられることをして

痛かったり、つらかったりを

できるだけ排除してあげたい思いです。

 

痛み止めを使うようにしてから

表情が和らぎました。

しばらく続けましたが、現在は痛み止めは止めて様子を見て

他の治療をしています。

 

2月14日の写真です。↓

20170214_16

20170214_17

自然に出る尿と利尿剤によって出る尿とは違うそうで

今度は、2月後半、やっと自然に出た尿を採ることができて

検査していただきました。

 

他の項目は異常がなく

ただ1つ、異常は、シュウ酸が出ているということでした。

 

結石がある可能性があるそうです。

 

現在、膀胱にあるとして

今後、もしも尿管に降りて来たら

人間でも、のたうち回る痛みだそうです。

 

全身麻酔して手術する方法があるそうですが

リンドショウグンの他の病状

牧場の経済状況

オーナーさんのいない他の馬たちのこと

今後、帰って来る馬たちのこと

これまでに健康な馬でも安楽死をしてきたことや

問題は全部解決できていなくて、今後もそれをしていかなくてはいけない状況

など

色々考え合わせて、手術はできませんし、しない方が良いと判断しています。

 

この記事を書き始めて、公開を躊躇して

下書きに入れておいた間にまた、状況は変わって行き

その後、更に浮腫みがひどくなり

でも、強心剤が効果無く

再度、利尿剤を始めて、胸前の浮腫みは随分引きました。

 

食欲はかなり落ちています。

 

2月28日、ちょうどミサイルの脚の治療に専門の獣医さんが来られた時に

リンドショウグンを放牧地から馬房に連れて来ました。

なかなか歩こうとしないのを、2人がかりで何度も止まりながら歩いて来ました。

途中、鼻を膨らませていたので、熱があるのか?と話しながら来ました。

 

馬房に着いて、馬服を脱がせきらないうちに

リンドショウグンは、我慢できない感じで寝て、ゴロンゴロンしました。

汗をかいたからかと思ったら

突然、お腹を激しくへこませて、今までに私が見たことのないほどの

激しい呼吸になりました。

「え!?これって・・・死んでしまうのでないの!?」と叫んでしまいました。

 

次男が気合を入れて立たせました。

 

ミサイルを診察中だった獣医さんが来て下さり

呼吸に関係するツボをマッサージして下さるうちに

呼吸が落ち着いて来ました。

 

獣医さんが

「腫瘍が気道を圧迫しているのかもしれませんね」

と仰りました。

 

それと「クッシング病もあるようだ」とおっしゃり

それほど長毛ではなかったのですが、少しカールしているところもあり

クッシング病でも、馬によって症状の出方は違うからとのことでした。

サラブレッドの高齢馬の7割がかかると言われているくらいなので

十分考えられることでした。

 

また、そのことを話すと、ヒカルのオーナーさんが

『メラニン細胞刺激ホルモン産生腺腫(馬クッシング病)』

という記事を探して教えて下さり

難しいことはわかりませんが

メラノーマとクッシング病の関わりが深いように受け取れました。

 

クッシング病にもなっていることを考えると

汗をかきやすいことも、傷が治りにくいことも、蹄葉炎になっていたことも

理解しやすかったです。

合併症もあるそうですし

外側にこれだけ大きな腫瘍があちこちに出ているくらいなので

内臓にもおそらく腫瘍があり

血管や神経も圧迫しているかもしれません。

 

ご心配下さっているお方が多いので

下書きに保存してあった記事に、その後の状態を加筆して

現状としてご報告いたしました。

読まれて悲しい気持ちにさせてしまうと思い

とても申し訳なく思いますが

現実をお伝えすることも、一つの役割があるかと思い公開させていただきました。

 

現在はまた利尿剤の注射を続けていて

その効果か、2月下旬の一番ひどかった時よりは

いくらか胸前の浮腫みが減っています。

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